主催:株式会社ニュースダイジェスト社 | 共催:愛知県機械工具商業協同組合

「未来へつなぐ、ものづくりNEXT」をコンセプトに、CFRP(炭素繊維複合材料)の加工実演や「はやぶさ」搭載カプセル模型を展示するほか、被災地復興支援の一環で、特大写真パネル展「がんばろう!東北」を開催する。
米ボーイング787をはじめとする航空機には多くのCFRPが使用される。自動車業界でも燃費向上、軽量化へ向け注目の素材だ。そのCFRPをより手軽に加工したい。切削、成形、切断、放電の4つの加工法でアプローチ。大掛かりな設備投資や難しい技術を使わない、「中小でも出来る加工法」を展示する。また、会場ではセミナーステージを併設。技術解説セミナーを開催する。
最新のダイヤモンド工具(オーエスジー提供)で約1.5㎝の厚板を加工する。会場内に牧野フライス製作所の立形マシニングセンタ「V33i」を持ち込み、iPhone4のケースを削り出す。硬くて工具消耗の激しいCFRPをバリバリ削るところを来場者に披露する。削ったiPhoneケースは来場者に配布する予定。
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今後、自動車の新素材として広がりが期待される
熱可塑性CFRP
を使ったプレス成型を会場内で実演。最新鋭の加工で、門外不出の技術を披露する。三起精工(栃木県足利市)のCFRP専用プレスで、ヘルメット形状のワークを成形する。熱可塑性の材料を使い、他では類を見ない約10㎝の深絞り成形に挑戦する。使用する金型は、自動車のドアやインパネの金型製作で知られるKTX(旧江南特殊産業、愛知県江南市)が製作する。
現在のCFRP
成形は、オートクレーブ(耐圧性の鋼鉄窯)内でCFRPを焼き固める方法が主流。その場合、オートクレーブに加え、プリプレグと呼ばれるCFRPを半凝固させた状態を保つための大型の冷凍庫が必要になるなど、設備投資費用が高額になる問題点を抱えていた。今回のプレス成形法ならば設備投資費を抑制でき、熱可塑性CFRP
を使用するため、冷凍保存の必要もない。量産化が可能になり、コストダウンが認められれば自動車業界での採用が進む可能性がある。
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◇協賛会社 |
※【熱可塑性CFRP】
通称CFRTP。加熱により軟化し、冷却することにより再び固化する性質を持つ樹脂(ナイロン・ポリエチレン・ポリスチレン・ポリ塩化ビニルなどが代表的)に炭素繊維を混ぜた炭素繊維強化プラスチック。一般的に航空機などに使用されているのは、熱硬化性CFRP(加熱により次第に硬化し、冷却したのちは熱によって硬化しない材料)。
スギノマシンのウォータージェット加工機を使用し、加工する。スギノマシンのウォータージェットテクノロジーをコンパクトパッケージに凝縮。機械本体に制御装置、超高圧ポンプ、アブレシブ供給装置などを内蔵、コンパクトな機械で力強い加工ができる。
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これまで放電では切れないと言われてきたCFRPを、条件の設定を工夫することで可能に。名古屋工業大学、中村隆副学長の研究。放電加工機は三菱電機製を使う。ワークサンプル、型彫りでの技術も展示する。
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◆技術セミナー スケジュール
| 9月29日 | 9月30日 | |
|---|---|---|
| 11:00~11:30 | 「V56iの強み」 牧野フライス製作所 |
「広がるプレス成形」 三起精工 |
| 13:00~13:30 | 「CFRP用工具の選び方」 オーエスジー |
「解説!CFRTP成形金型」 KTX |
| 14:00~14:30 | 「CFRTPとは」 三菱レイヨン/六興商事 |
「市場目線からのCFRPものづくり」 マジックボックスJP |
| 10月1日 | 10月2日 | |
|---|---|---|
| 11:00~11:30 | 「ウォータージェット加工の利点」 スギノマシン |
「なぜ?放電でも切れる」 名古屋工業大学 |
| 13:30~14:00 | 「材料選びの注意点」 フドー |
「放電加工時の注意点」 三菱電機 |
2010年6月13日に無事地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。その搭載カプセルの実物大模型と、打ち上げに使われた固体ロケット「M-V」(ミューファイブ)のロケット噴射ノズルを展示する。噴射ノズルはC&C(カーボン&カーボン)製で、3000℃の熱に耐える複合材。宇宙産業の複合材技術の最先端をMECT会場で紹介する。
協力:IHI

東日本大震災で被災した企業や、工作機械ユーザーらものづくり仲間を畳一畳ほどの特大写真パネルで展示、紹介する。津波被害が甚大だった岩手・宮城・福島の海岸べりは、がれき処理など復旧は急ピッチで進んでいる。産業は自動車関連が予想以上のスピードで動く。MECT開催の頃はV字回復を実感できるかもしれない。連動企画として特別セミナー「大震災とものづくり」(イベント館、9月30日)も開催する。


主催:日本工作機械工業会
製造業の中核を担う工作機械の重要性や、工作機械に用いられる様々な先端技術、そして工作機械業界で働くことの面白さを、多彩な講師が学生に紹介する。また、工作機械の研究に携わる大学の研究者、第一線で活躍している工作機械メーカ技術者も交えての懇親パーティも開催。当会会員企業の人事担当者等がPRコーナーを設ける(予定)。
◆セミナー公演プログラム
| 開催時間 | 講 演 | 講 師 |
|---|---|---|
| 13:10~14:00 |
工作機械メーカ経営者から学生へのメッセージ |
中村留精密工業 中村健一社長 |
| 14:00~14:50 | メカニックデザインとは?~遊び心という味付け | メカニックデザイナー 大河原邦男氏 |
| 15:05~15:55 | 工作機械研究者から学生諸君へのメッセージ ~工作機械研究を通して国際交流から学んだこと |
中部大学教授 慶應義塾大学名誉教授 稲崎一郎氏 |
| 15:55~16:45 | 研究開発の苦労と喜び ~若手エンジニアに求められるもの~ |
オークマ 研究開発部要素開発課 浜口顕秀氏 |
主催:日本金型工業会
日本、中国の大学において金型製作について学ぶ大学生や大学院生が同じテーマ(出題)にもとづいて金型製作を行い、その成果を展示会で発表することによって、金型産業の重要性、金型づくりのおもしろさの認識を国際的に高めるとともに、本グランプリ参加の大学生と大学院生の金型製作技術の向上を目指す。
■参加大学
日本:岩手大学、九州工業大学、岐阜大学、職業能力開発総合大学校東京校、大分県立工科短期大学
中国:大連工業大学、大連大学、大連市軽工業学校
■課題:プレス用金型部門「コーヒースプーン」、プラスチック用金型部門「SD カードケース」
※30日に発表会を開催